住宅ローンをじっくり比較するのが面倒くさい
もうハウスメーカーの提携ローンでいいかな…
住宅ローンはしっかり比較しないと、総額100万以上の損をするかもしれません。
住宅ローン商品は複雑で、一般人が比較するには専門的な知識が必要です。
ハウスメーカー営業時代に提携ローンを提案してたけど、今ならゼッタイに非提携ローンとの比較がマスト!
この記事では、ハウスメーカーが提案する提携ローンに関する基礎知識と非提携ローンとの違いについて解説します。
この記事を読むメリット
- 提携ローンについて3分でわかる
- 後悔しない住宅ローンを選べる
住宅ローンであとあと後悔したくない人はぜひ最後まで読んでみてください。
- 提携ローンが一番お得とは限らない
- 必ず非提携ローンと比較すること!
残念ながらハウスメーカー営業は施主が住宅ローンを「借りられること」が重要で、負担なく「返せること」には気を遣ってくれません。
提携ローンについても、しっかり予習をして足元を固めていきましょう。
- 元ハウスメーカー営業
- 宅地建物取引士
- インテリアコーディネーター
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ハウスメーカー提携ローンの仕組み
提携ローンとは、特定のハウスメーカーと金融機関が提携して提供する住宅ローンのことを指します。
目的はハウスメーカーが顧客に対して、住宅購入に必要な融資をスムーズに提供すること。
なぜ提携ローンをユーザーにすすめるのか??相手の目的を知っておくと、賢い選択ができるようになりますよ。
- 販売促進のツール
- プロセスの効率化
非提携ローンの場合は、本審査の結果は施主からの回答を待つことになります。
そのため、着工前に承認が下りていないと営業がフォローしなくてはなりません。
提携ローンであれば営業が関わっているので、審査プロセスがコントロールできます。
- 新規顧客の獲得
- クロスセリング
例えば銀行にとってみれば、住宅ローンの顧客は他の金融商品を提案する機会が生まれます。
住宅ローン以外の商品をクロスで売るチャンスですね。
口座開設の他に、定期預金や生命保険、投資商品を売るチャンスがあるということ。
提携ローンと非提携ローンの違い
提携ローンと非提携ローンの違いについてまとめました。
簡単にいうと、提携ローンはハウスメーカーのサポートが受けられて、非提携ローンはすベて自力でやる必要があります。
提携ローンと非提携ローンの違いについてまとめましょう。
提携ローン | 非提携ローン | |
---|---|---|
金利 | 優遇金利あり | 金利比較が必要 |
金融機関 | 限定 | 自由 |
申し込み | ハウスメーカー主導 | 全て自力 |
審査基準 | 金融機関による | 金融機関による |
どちらも審査に通りやすい、通りにくいは関係ないといわれています。
提携ローンはハウスメーカーの営業が、書類の不備をチェックしてくれたり、スケジューリングをしてくれます。
一方、非提携ローンは何から何まで自分で準備を進めなくてはなりません。
ただし金利比較だけは、どちらも必要だよ!
優遇金利があったとしても、世の中の住宅ローン商品で最も安いというわけではないからです。
提携ローンだから安い、と盲目にならないようにしましょう。
提携ローンのメリット・デメリット
提携ローンのメリット
まずは、提携ローンのメリット3つです。
- 金利優遇がある
- 手続きサポート
- つなぎ融資不要
銀行でいう「店頭金利」から金利をお安くしますよ、というのが金利優遇。
住宅ローンを借りてくれる顧客をたくさん持っているハウスメーカーは、銀行にとって大切なパートナーなのです。
提携ローンなら、仮審査申し込み書類の記入から金銭消費使用貸借契約までしっかり営業がサポートします!
住宅ローンの審査や申し込みは揃える書類が多く煩雑。
私は提携ローンの場合は審査書類のチェックや書類不備を確認する作業に加え、お引き渡し当日の金銭消費貸借契約に立ち会ったこともあります。
つなぎ融資とは?
ハウスメーカーへの支払いは引き渡し前が原則、契約金とは別に着工金や中間金が必要な会社も。
債務者が建物を登記する前に支払いをするための融資=住宅ローンとは別のローン。
金融機関が不動産に抵当権を設定する前の融資なので、「つなぎ融資」といわれている。
つなぎ融資には、期間に応じて手数料がかかります。
つなぎ融資不要ってことは、その分の手数料が浮くよ
提携ローンのデメリット
つづいて、提携ローンのデメリット3つです。
- 金融機関が選べない
- 条件や制約がある
- 最低金利ではない
当然ながら、提携している金融機関以外は選べません。
もしメインバンクがネット銀行だった場合、住宅ローンのために新たに銀行口座を開設する必要があります。
提携先の金融機関によって給与口座の指定など契約条件があるので注意!
提携ローンに優遇金利があるからといって、最安値とは限りません。
金利が低いほど総返済額は安く済みます。
住宅ローンはできる限り金利が安い商品を選ぶのが鉄則。
35年返済で数千万の借金をすると、0.5%でも数百万円の差だよ!
必ず非提携ローンの金利や商品を比較しましょう。
提携ローンはこんな人におすすめ
提携ローンはこんな人におすすめです。
ひとことで言うと・・手間を省きたい人!
家づくりはやること満載なので、日々の生活に追われている人はかなり多忙になります。
- とにかく申し込みの手間を削減したい
- 最安値の金利でなくても構わない
- 借入金額が大したことない
- 借入期間が短い
ハウスメーカー営業のサポートがあれば、手続きが省略できるよ
私が担当したお施主さんは、提携ローン5年固定にしてその後に借り換えを検討すると仰っていました。
源泉徴収票などの必要書類の入手だけで、あとはラクしたい人は提携ローンに向いているでしょう。
まとめ:提携ローンと非提携ローンは必ず比較しよう!
この記事では、ハウスメーカーの提携ローンについて解説しました。
- 提携ローンが一番お得とは限らない
- 必ず非提携ローンと比較すること!
提携だろうが、非提携だろうが、必ず比較すること。
大切なことなので、もう1度いいます。
住宅ローンは比較の一択!金利を他人まかせにしないことーーー!
提携ローンだからといって、最安値ではありません。
金利 0.5% | 金利 0.7% | |
---|---|---|
総返済額 | 3,270万 | 3,380万 |
うち利息分 | 250万 | 380万 |
3000万を35年返済する場合、0.2%でも返済総額は100万以上の差があります。
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- 繰上げ返済や事務手数料を安くしたい
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住宅ローン商品は想像以上に複雑で、専門的な知識がないと比較作業は苦行です。
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ここからは余談です。
住宅ローンアドバイザーの資格を持っているりすみん(著者)ですが、現在フラット35で住宅ローンを組み借り換えを検討しています。
住宅ローンの借り換えには手数料と時間と労力がかかる汗
今後の金利は誰にもわかりません。
固定金利か変動金利かは、将来を予測するのと同じ。
低金利がいつまで続くのか?
借り換えるのにも不安がつきまといます涙
だからこそ、これから住宅ローンを組む人が後悔しないようにこの記事を書きました。
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