建売に住んでから後悔したくない…
土地なしから始める家づくりで誰しも壁に当たるのが、注文住宅か建売かマンションか?
注文住宅を売っていたけど、建売と迷う人って少なかったかも
この記事では、建売を買うのはやめた方がいい人の特徴とそれでも迷ったらするべきことを解説します。
- 建売をやめたほうがいい人は、視点を変えて検討してみる
この記事を読めば、建売を買いたいけど最後の一押しがほしい人、建売を買うと失敗しそうだから事前に情報がほしい人が決断しやすくなります。
建売を購入すべきか冷静に判断したい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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建売住宅やめたほうがいい人の特徴8選
建売住宅をやめたほうがいい人の特徴をまとめました。
- 長期保証で安心を得たい
- 間取りにこだわりがある
- 予算だけで建売にする
- 引っ越しに余裕がある
- 立地を重要視しすぎる
- 断熱性の高い家がいい
- カーポートをつけたい
- 外観に個性を求める
私は大手ハウスメーカーで働いていましたが、最終的に注文住宅を選ぶ人は迷いが少なかったです。
言い換えると、建売と注文住宅を迷っている人は建売を買う傾向がありました。
長期保証で安心を得たい
30年など長期保証で安心を求める人は、建売はやめた方がいいです。
建売は品確法で定められた、10年保証が一般的。
注文住宅 | 建売 | |
---|---|---|
保証期間 | 10〜30年 | 10年 |
- 品確法とは?
-
新築の売主は、10年間は構造の欠陥の責任を負わなければならないという法律
例えば、11年目に外壁にヒビが入って雨漏りが発生したとします。
保証期間が終わってたら、雨漏りの原因調査から修復まで全額自費で負担しなければなりません。
建売業者に手厚い保証は求められないのが現実
長期保証の安心を求める人は、ハウスメーカーを検討しましょう。
間取りにこだわりがある
間取りにこだわりがあると、建売では満足できないかも知れません。
建売は、無難でムダのない間取りが多いです。
トレンドの間取りに夢を抱いている人は、住んでからギャップを感じることも。
- コートヤード
- ランドリースペース
- 2階リビング
- シューズクローク
- オープンキッチン
- 書斎コーナー
- 畳コーナー
- 脱衣ルーム
- リビング収納
- セカンド洗面
注文住宅のような「かゆい所に手が届く間取り」は期待できません。
間取りが複雑になるほど、建築費は高くなります。
建売はコストパフォーマンスの高い間取りが優先!
間取りへのこだわりが強いほど、建売は避けた方がいいでしょう。
予算だけで建売にする
「建売の方が安いから」「予算内だから」という理由だけで、建売にするのはオススメしません。
土地+注文住宅で、コストを抑える方法もあるからです。
家の種類 | コストダウン方法 |
---|---|
建売住宅 | ・値下げ交渉 |
注文住宅 | ・坪単価の低い土地 ・低価格の建築会社 ・シンプルな間取り ・設備グレード ・仕様ダウン ・値下げ交渉 |
マンション | ・値下げ交渉 |
注文住宅の予算は、土地や建築会社を選べばやりようがあります。
一方、建売や新築マンションは、買い主側のコントロールができません。
注文住宅だけがコストの強弱がつけられる!
例えば、300万円の予算オーバーが建売にする理由だとしたら?
注文住宅でコストを自力で調整する余地もある、ということを覚えておきましょう。
引っ越しに余裕がある
引っ越しまで余裕がある人は、焦って建売を買う必要がありません。
建売の最大のメリットは、土地+建物セットですぐに住めること。
ハズレの建売を買わないために、知識をつける!
残念ながら、建売には当たりハズレがあります。
- 風通しが悪い
- 日当たりが悪い
- 冬にやたら寒い
- 窓の結露がひどい
- 販売業者が不誠実
予習をすれば、ハズレの建売を買うリスクは下げられます。
ただし販売業者の見極めは難しいので、過度な期待をしない方がいいでしょう。
注文も建売も、引っ越しまで余裕がある人は予備知識をつけましょう。
立地を重要視しすぎる
立地を重要視しすぎるのも、建売で失敗するパターンのひとつ。
建物に対して妥協をしすぎると、住んでから後悔します。
下記の2つは、狭小地や前面道路の見極めが甘く失敗しているケースです。
狭小地の3階建で後悔
- 住むほどに広さを求めてしまう
- 友人宅のお庭でBBQやプールがうらやましい
- 3階まで物を取りに行くのが面倒くさい
- 隣家との距離が近すぎる
前面道路で後悔
- 玄関を開けたら通行人と目があう
- 車通りが多く騒音が気になる
- オープン外構で飛び出しが危険
- 車が停めづらいのがストレス
いい家とは、土地+建物のバランスが重要。
利便性の良い場所であっても、土地に対する不満があるといい買い物とはいえません。
立地を追求するならマンションの選択肢もあり
建物に対する妥協点は、不満が残らないよう慎重に考えてください。
断熱性の高い家がいい
家の断熱性の高さを求めるのであれば、建売はやめましょう。
断熱性能は、断熱材やサッシなど構造躯体に関わる部分だからです。
低コストを追求すると、断熱性は高くできない!
断熱ポイント | 寒い建売の例 |
---|---|
断熱材 | 厚みが薄い・密度が低い |
気密性 | 断熱材の施工不良 |
サッシ | 非断熱アルミサッシ |
ガラス | Low-eなしペアガラス |
床下 | 気密テープ・断熱材なし |
断熱性とは、家全体で高めるもの。
建築材料+施工品質で、断熱性能は担保されます。
工期が短くかつ原価が安い建売で、断熱性が低いのは当然のことです。
カーポートをつけたい
入居後にカーポートをつけたい場合も、建売は気をつけましょう。
都市部の建売は、駐車場の広さに余裕がありません。
なお郊外の建売で敷地が広ければ、問題ないでしょう。
- 建築確認申請が必要
- 支柱がジャマになる
- 隣家に雨水が入り込む
- 自転車が出しづらい
- 道路にはみ出すと撤去
カーポートの設置には、十分なスペースが必要!
狭い敷地の建売は、カーポート設置には向きません。
外観に個性を求める
おしゃれで個性のある外観を求めるのであれば、建売はやめた方がいいです。
建築コストを抑えるために、同じ外装材を使いデザインが似ているから。
- サイティングパネル
- 隣家と同じデザイン
- 流行に左右される
- アクセントカラー
同じ外観が建ち並ぶ家をみて、「残念」と思うか?「揃っていてキレイ」と思うか?
個性がなくてもおしゃれな外観の建売はあるよね
外観の個性を求めるのであれば、注文住宅を検討しましょう。
建売住宅はやめたほうがいいか迷ったらすること
もしも私が「建売はやめたほうがいいよ」と言われて、買うべきか迷ったらすることです。
ポイントは、視点を変えてみること。
- メンテナンス費を貯蓄
- 間取りの可変性を確認
- 注文住宅も並行で比較
- 近隣マンションの相場
建売を選んだ後に悔いが残らないように、やるべきことはやっておきましょう。
メンテナンス費を貯蓄
将来かかるかもしれない、外まわりのメンテナンス費を貯金します。
10年保証が切れた後の不具合に備えるためです。
メンテナンス工事 | 金額の目安 |
---|---|
外装 | 100万〜 |
屋根 | 50万〜 |
建物の坪数や外装材によって、工事価格は変動します。
保証が短い部分を貯蓄でカバーする!
保証期間外に販売業者を頼っても、煙たがられるかもしれません。
備えあれば、憂いなし。
将来のリスクを予測して、外装工事の費用を貯金しておきましょう。
間取りの可変性を確認
将来的に間取りが変えられるかを、契約前に確認します。
もし気に入らない間取りであっても、リフォームできるかもしれません。
どんな風にリフォームしたいのか?想定してみてください。
- 和室を洋室にする
- 間仕切り壁をとる
- 部屋を合体させる
- 書斎コーナーを作る
- クローゼットを作る
- バリアフリーにする
建物には耐震構造を保つために、残しておかなければならない柱や壁があります。
建築図面でどの壁が動かせるかを、事前に確認しておきましょう。
将来の選択肢がリフォームで広がるよ
たとえリフォームをしなくても、選択の余地があることが大切です。
注文住宅も並行で比較
建売一択ではなく、注文住宅も比較します。
注文住宅は、土地+建築会社で価格がコントロールできるから。
- 土地のエリアを広げる
- 地元の工務店も比較する
ハウスメーカーは、展示場などの経費がコストに反映されています。
ハウス メーカー | 工務店 | |
---|---|---|
広告費 | ||
人件費 | ||
設備 | ||
展示場 |
例えば、土地の利便性を少し妥協して、建築会社を工務店にしたら数百万コストダウンできることも。
注文住宅という選択肢を残した方が、建売の決断もしやすくなります。
いい土地があったら
近隣マンションの相場
同じエリアにあるマンションの相場を調べます。
目的は、マンションと建売の相場を比べること。
これは戸建てに執着せず、立地に強いこだわりがある人向けです。
居室の広さに注目
資産価値の見極め
メリット・デメリットの洗い出し
建売の方が建築面積は広いですが、階段や廊下のスペースが取られます。
エリアや物件によって、どっちがベターかは違う
- 同じぐらいの価格で、どんなマンションが買える?
- 売却するとなったら、マンションとの差はどのぐらい?
この辺りの相場を掴んでみて、落ち着いてマンションの良し悪しを書き出します。
・・・やっぱり建売がいい!
立地にこだわるほど、マンションとの比較で判断がしやすくなりますよ。
まとめ:建売住宅はやめたほうがいいか?迷ったら視点を変えてみるといい
この記事では、建売はやめた方がいい人の特徴と迷ったらすることを解説しました。
- 建売をやめたほうがいい人は、視点を変えて検討してみる
建売のセールストーク「他のお客様のお申し込みが入っているから、早く決めてください」に惑わされないように。
建売やマンションの物件をこれから探す人は、
- 非公開の物件あり
- 値下げ情報
- プロにお任せ
- 物件検索の手間削減
不動産業界では、情報は生もの。
プロに任せたほうが、いい物件に出会る確率が高まる!
不動産ポータルサイトに掲載される前の、未公開物件に出会えるかもしれません。
この記事で、建売を買ってよかったと思える人が増えたら嬉しいです。
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