ハウスメーカー水まわり標準仕様の比較ポイント｜元メーカー社員が解説

標準仕様で満足できるか？

ハウスメーカーによって標準仕様は異なります。

標準仕様が要望に合わないと、オプションが増えて予算オーバーすることも。

この記事では、水まわりの標準仕様を比較するポイントを部位別に解説します。

• キッチン
• ユニットバス
• 洗面化粧台
• トイレ

これまでの経験を活かし、ハウスメーカーへ標準仕様を提案する視点でまとめました。

予算オーバーで失敗したくない人は、ぜひ最後までん呼んでください。

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ハウスメーカーの標準仕様とは

ハウスメーカーには標準仕様とオプション仕様があります。

標準仕様がないと、システムで積算するのに膨大な手間がかかってしまいます。

• 構造部材
• 外壁
• 屋根
• サッシ
• 玄関ドア
• 断熱材
• 床材
• 設備
• クロスなど

家を構成するすべての部材に、標準仕様が設定されているのが一般的。

なぜなら、標準仕様で競合との差別化を狙うハウスメーカーがあるから。

購買力の高いハウスメーカーは、「いい仕様をより安く」を求めて資材メーカーと交渉しています。

標準仕様は1〜２年に1回は見直されるので、最新のカタログを確認しましょう。

【キッチン】ハウスメーカー標準仕様の比較ポイント

キッチンの標準仕様を比較するポイントです。

キッチンは水まわりの中で最も金額が大きく、重要視されている標準仕様です。

天板

キッチンの天板は素材と加工をチェックしましょう。

天板の素材によって、コストが大きく変わります。

	コスト	耐久性
天然石
セラミック
メラミン
人造大理石
ステンレス

標準仕様で多いのは、人造大理石かステンレス。

高級な人造大理石は下記の2つです。

ステンレス天板は、表面の加工や表情が異なります。

シンク

シンクは、ステンレスまたは人造大理石のどちらかがスタンダード。

製造メーカーによってサイズや形状が異なります。

ステンレスに比べ人大は原価が高いため、人大シンクはオプションの場合も。

扉カラー

扉カラーは、標準仕様のラインナップを比較します。

ハウスメーカー独自の内装にあった扉カラーを標準仕様に選定しているケースも。

取っ手のデザインによっても雰囲気がガラッと変わります。

グレードを比べるよりも、好みや内装にマッチしたカラーがあるか？という視点でチェックしてみてください。

収納

収納はシンプルなほど安く、複雑なほど高くなります。

開き扉は低コストですが、標準仕様はオールスライドがほとんど。

スライド収納は扉が大きいと物が取り出しづらい、というデメリットが。

カトラリーやラップなどの小物収納は、各メーカーの特色が出ます。

水栓金具

水栓金具はデザインと機能で比べます。

水栓をグレード順に並べるとこんな感じです。

水栓種類
シングルレバー水栓
ハンドシャワー水栓
浄水器内蔵型水栓
タッチレスセンサー水栓

浄水器内蔵型はカートリッジが利益につながるので、あえて標準仕様にすることも。

食器手洗い派の人には、タッチレスセンサーが便利でおすすめです。

レンジフード

レンジフードはデザインと清掃性を比べます。

デザインが良く、掃除がしやすい機能がつくほどグレードが高くなります。

標準仕様は同じようなグレードが設定されていることが多いです。

【ユニットバス】ハウスメーカー標準仕様の比較ポイント

ユニットバスの標準仕様を比較するポイントです。

戸建てのユニットバスは1616サイズ(1坪)がスタンダードです。

浴槽

浴槽は、とりわけ形状がメーカーによって様々です。

見た目がキレイで汚れがつきにくい高級感のある材質も。

保温性は、浴槽を包む断熱材と保温フタでお湯を冷めにくくします。

フロア

ユニットバスの床にもいろいろな機能があります。

フロアの目地や表面の加工によって、水はけが良くなりスポンジでのお掃除がしやすくなります。

断熱性とは、冬場に床下の冷気をシャットアウトする構造のこと。

水栓

水栓はメーカーによってデザインに特徴があります。

節水を求めるのであれば、タッチ水栓や手元で止水ができるシャワーを選びましょう。

デザインを比較しつつ、使いやすさを比べるのがポイントです。

照明

照明器具はユニットバスのグレード感を左右します。

照明の種類や位置、デザインの違いを確認しましょう。

明るい方が好きなら昼光色、暗い方が落ち着くなら電球色がオススメ。

【洗面化粧台】ハウスメーカー標準仕様の比較ポイント

洗面化粧台の標準仕様を比較するポイントです。

戸建ての洗面化粧台は間口900サイズがスタンダード。

カウンター

よく標準仕様に設定されている、カウンター一体型ボウルの見分け方です。

ハイバックガードの一体型ボウルは、どれも似たようなデザイン。

洗面台でどんな作業をするかを想定して、容量や深さを確認しましょう。

水栓金具

水栓金具は機能を見ていきましょう。

自動水栓が増えていますが、操作性はメーカーにより差があります。

手動と自動の切り替えやスイッチの操作性を確認しましょう。

収納

収納は、三面鏡のミラーキャビネットとベースキャビネットです。

収納はフルスライドがメジャーですが、収納の内法寸法までチェックしましょう。

収納とは別に、カウンターまわりに小物が置ける商品もありますよ。

【トイレ】ハウスメーカー標準仕様の比較ポイント

トイレの標準仕様を比較するポイントです。

トイレの機能は進化し、標準仕様もグレードアップしてきました。

本体

トイレ本体は、便器とタンクで構成されています。

トイレそうじは毎日のことなので、清掃性はかなり重要です。

空間を広く見せたいなら、タンクレスがおすすめ。

機能

トイレは機能によってグレードが分かれます。

トイレの機能は各メーカー多く、キリがありません。

臭い、汚れ、快適など気になる部分にフォーカスして機能を比べましょう。

まとめ：標準仕様を比較すれば予算オーバーも防げる！検討段階でチェック

この記事では、ハウスメーカー水まわり標準仕様の比較ポイントを部位別に解説しました。

製造メーカーは大手ハウスメーカーの標準仕様スペックを狙い、仕様改廃や商品開発に尽力しています。

ハウスメーカー公式サイトに、標準仕様は掲載されていません。

タウンライフ家づくりでオンライン資料請求をして、じっくり標準仕様を比べるのがオススメ。

• お家でゆっくり検討したい
• 紙媒体の方が比較しやすい
• ショールームに行く時間がない
• できるだけオプションを減らしたい

予算に余裕がある人は細かく仕様を比較する必要はありません。しかし標準仕様を理解して、予算オーバーを防ぎたい人はタウンライフを活用しましょう。

この記事が、標準仕様の理解を深めるきっかけになったら嬉しいです。

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