建売と注文住宅、自分にとって最適な選択をしたい。
どちらかを決断することは、家づくりの大きな分かれ道。
最初の選択を間違えてしまうと「やっぱりあっちにすればよかった」と後悔してしまいます。
私は元ハウスメーカー営業経験で、宅建士の資格を持っています。
りすみん建売と注文住宅で迷っている人を、たくさん接客したけど・・・
肌で感じたのは、おすすめの人と後悔する人に分かれること。
この記事では、建売と注文住宅のメリット・デメリットをプロの視点で詳しく解説します。
建売のメリット
- すぐに住める
 - トータルで安い
 - 立地が良い
 
建売のデメリット
- 間取りは選べない
 - 外観に個性がない
 - 保証期間が短い
 
注文住宅のメリット
- 夢がある
 - 施工現場を見れる
 - コストを調整できる
 
注文住宅のデメリット
- 価格の上限がない
 - 工期がかかる
 - 労力が奪われる
 
「建売派」or「注文住宅派」が明らかになり、判断がしやすくなります。
これから家づくりを始める人は決断に後悔をしないよう、ぜひ最後まで読んでしっかり予習してくださいね。
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建売と注文住宅どっちがいいの前に違いは?


建売と注文住宅の違いをハッキリさせておきましょう。
ポイントは、土地がセットか?単品か?です。
建売とは
土地と建物がセットで買えるのが、建売。建売には、土地が含まれます。
- 間取りは販売業者がきめる
 - 家が完成した状態で販売
 - 土地と家のセット価格
 



建売は土地込みの価格だよー
注文住宅とは
オーダーメイドで単品の家を建てるのが、注文住宅です。
- 間取りは施主がきめる
 - 数ヶ月かけて家を建築
 - 価格は建物のみ
 



30坪で半年以上かかってた
建売のメリット
個人的な視点で、建売のメリットを3つ選びました。
- すぐに住める
 - トータルで安い
 - 立地が良い
 
土地と家のセット販売なので、分譲マンションに近い感覚で買えるのも魅力です。
すぐに住める


建売は、検討〜入居までにかかる期間が最短で1〜1.5ヶ月ほど。
外構を含め、物件がすでに完成しているからです。
注意:本審査に時間がかかると引き渡しが遅れる
注文住宅のように、家づくりの期間は半年から1年近くもかかりません。
トータルで安い


一般的な相場は、注文住宅に比べて建売の方が安いです。
建売は、土地+建物の総額コストを抑えるための工夫がされているからです。
- 付帯工事や外構工事を含む
 - 売りやすい坪数に土地を分筆する
 - 数軒同時に施工して人件費を抑える
 - 外壁や内装設備のメーカーを統一する
 
イメージとしては、買いやすい価格に販売業者がコントロールしてくれているといった感じでしょうか。
立地が良い


建売の販売業者は何を重要視すると思いますか?それは、立地です。
建物よりも立地を重視した方が、売れやすいからですね。
- 駅から近い
 - 小学校が近い
 - 閑静な住宅街
 - 人気エリア
 
分譲住宅は早く売ることが優先されているので、立地が良い物件が多いです。
建売のデメリット
建売のデメリットも、3つピックアップしました。
- 間取りは選べない
 - 外観に個性がない
 - 保証期間が短い
 
とくに保証については、トラブルを抱えている人も少なくありません。
間取りは選べない


基本的に、建売は間取りが選べません。
建売は、建築費を抑えるために考えられたシンプルな間取りになっています。
- シューズクローク
 - ランドリースペース
 - アイランドキッチン
 - セカンド洗面
 
残念ながら、一戸建てに取り入れてみたい間取りではないかもしれません。
構造に関わりのない柱や壁であればリフォームもできますが、追加の費用がかかってしまいます。
外観に個性がない


同じような家が立ち並ぶ建売は、外観に個性がないです。
コストダウンを実現するために、外装材やデザインを揃えることが多いから。
- サイティングパネル
 - 隣家と同じデザイン
 - 流行に左右される
 
建売に外観のオリジナリティは求められません。
保証期間が短い


建売は注文住宅よりも、保証期間が短いのがデメリットです。
保証期間後に不具合があると、多額の修理費用が発生するリスクがあります。
| 注文住宅 | 建売 | |
|---|---|---|
| 保証期間 | 10〜30年 | 10年(品確法) | 



雨漏りって、10年め以降に発生することが多い
10年という保証期間は長いとは言えません。
- 品確法とは?
 - 
新築の売主は、10年間は構造の欠陥の責任を負わなければならないという法律
 
注文住宅のメリット
注文住宅のメリット3つです。
- 夢がある
 - 施工現場を見れる
 - コストを調整できる
 
注文住宅を建てるお施主さんのお手伝いをして印象的だったのは、「夢がある」でした。
夢がある


注文住宅には、夢があります。
戸建てに住みたい動機は、こんな暮らしをしたいという夢。



バラ園みたいなお庭でお茶したい



海の近くで大型犬と暮らしたい
注文住宅なら、その夢をカタチにできます。
施工現場を見れる


工事中に現場が見学できるのも、注文住宅のメリット。
建売は完成後の販売なので、工事中の様子がわかりません。
完成すると見えなくなってしまう工事は、下記のとおりです。
- 基礎工事
 - 木工事
 - 外壁工事
 - 断熱工事
 
主要な工事過程は現場監督に案内してもらえるので、注文住宅は安心です。
コストを調整できる


注文価格は、コストの強弱がつけられます。
お金をかける所とかけない所を、施主がコントロールできるのです。



じゃあ耐久性の高い外壁に予算をかけて



設備は将来リフォームする?
注文住宅なら、将来的なリフォームも見据えてコストの調整ができます。
注文住宅のデメリット
注文住宅のデメリットです。
- 価格の上限がない
 - 工期がかかる
 - 労力が奪われる
 
ゼロから作り上げるプロセスは楽しいものですが、反対にいうと家づくりに労力を注ぐ覚悟が必要です。
価格の上限がない


注文住宅は価格の上限がないのが、デメリットです。
オーダーメイドの自由設計がゆえに、予算オーバーしがち。
- 設備オプション
 - 内装グレードアップ
 - エクステリア
 
価格の上限がないからこそ、予算オーバーをしないように資金計画を立てましょう。
工期がかかる


注文住宅は、住宅を建設するための工期が数ヶ月かかります。
建売と違って、打ち合わせ〜着工まで、さらに完工までの期間をみなくてはなりません。
| 工法 | 工期の目安 | 
|---|---|
| 木造軸組・枠組み壁工法 | 3ヶ月〜 | 
| 軽量鉄骨工法 | 4ヶ月〜 | 
| ユニット工法 | 3ヶ月〜 | 
| RC造工法 | 5ヶ月〜 | 
構造によって工期が変わりますので、余裕をもった計画を立てましょう。
労力が奪われる


注文住宅は打ち合わせに労力と時間をかけなくてはなりません。
着工前に決めることがたくさんあるからです。
- 詳細図面
 - 展開図
 - 外装
 - 内装
 - 水まわり
 - 外構
 - インテリア
 
毎週末、打ち合わせに追われると思っていいでしょう。
建売と注文住宅どっちがいい?
建売・注文住宅がおすすめな人&後悔する人をまとめました。
家は人生で大きな買い物。
大失敗だけはしないよう、参考にしてみてくださいね。
建売がおすすめな人


- いち早く引っ越したい
 - 立地にこだわりがある
 
いち早く引っ越したい人は、建売がおすすめです。
- 賃貸の契約更新が迫っている
 - 子どもが生まれる前に引っ越したい
 - 子供の入学に合わせたい
 



住宅ローンの審査通過にかかる期間は人によって違うから注意!
立地にこだわりがある人も、建売を視野に入れましょう。
- 駅徒歩15分以内の土地
 - ◯◯小学校の学区内
 - 実家の近く
 



希望エリアにタイミングよく土地は出てこないかも?
建売で後悔する人


- 将来リフォームをしたい
 - 長期保証がないと安心できない
 
将来リフォームをするときに、建売だと後悔するかもしれません。
- バリアフリーにしたいのに、廊下の幅が狭くて車椅子が入らない
 - 構造躯体があって、子供部屋を趣味の部屋に改装できない
 - 駐車場が狭まくて、カーポートがつけられない
 



リフォーム費用が膨大になることも
長期保証がないと安心できない人は、建売はおすすめしません。
- 10年保証だと、11年目以降の雨漏りや耐震性が不安
 - ハウスメーカーの手厚いアフターメンテナンスが魅力的
 - メンテナンス費用の貯金ができないかも
 



売りっぱなしの販売業者も少なくないから
注文住宅がおすすめな人


- 予算に余裕がある
 - 外観と間取りへのこだわり
 
家にかけられる予算に余裕がある人は、注文住宅に向いています。
- フルオーダーメイドへの満足度
 - ゼロから家作りを楽しめる
 - オプションを気にしなくていい
 



予算に余裕があるほど、楽しい家づくりに
外観と間取りにこだわりが強い人は、注文住宅で個性を追求しましょう。
- 外観は家の顔
 - ご近所と似たりよったりじゃ満足できない
 - ライフスタイルにあった間取りにしたい
 



オンリーワンは注文住宅だけ
注文住宅で後悔する人


- 家にあまり興味がない
 - 引っ越す可能性が高い
 
家に興味がないと、注文住宅は打ち合わせ回数が多いので後悔します。
着工までに確定する図面
- 1/100平面図
 - 1/50詳細図
 - 立面図
 - 展開図
 - 設備図
 - 照明配置図
 - 矩計図
 - 外構図
 



仕様確定まで打ち合わせのオンパレード
引っ越す場合、注文住宅の資産価値が下がり後悔します。
- どんなに予算をかけて家を建てたとしても、売るときは市場価値に引っ張られる
 - 不動産業界でいう査定は、まずは土地、そして建物は築年数を重視するぐらい
 - 郊外にあるマイホームの99%は、5年以内に価値が2〜3割は落ちる
 



売る、他人に貸すの査定額が低くてガッカリ
まとめ:建売か注文住宅どっちがいいか迷ったら?資料請求してお家で検討しよう


この記事では、建売か注文住宅か迷っている人向けにメリットとデメリットを解説し、おすすめな人と後悔する人をプロ視点でまとめました。
建売のメリット
- すぐに住める
 - トータルで安い
 - 立地が良い
 
建売のデメリット
- 間取りは選べない
 - 外観に個性がない
 - 保証期間が短い
 
注文住宅のメリット
- 夢がある
 - 施工現場を見れる
 - コストの調整できる
 
注文住宅のデメリット
- 価格の上限がない
 - 工期がかかる
 - 労力が奪われる
 
建売と注文住宅、どちらの方が満足度が高そうでしょうか?じっくり、考えてみてください。



- 複数社を同時に比較検討
 - 忙しくて展示場へ行けない
 - ハウスメーカーか工務店か決めてない
 - 建売もまとめて紹介してほしい
 - 土地探しもサポートしてほしい
 
自宅にいながら、建売と注文住宅を比較検討できるサービスがタウンライフ。
このブログの最初の記事です。
これから家づくりをする人の予習に役立つよう、心を込めて書きました。
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