タウンライフを褒めちぎる家づくりブログは多いけど、実際どうなの?
無料で利用できるタウンライフは、アフィリエイトの広告収入があるのでブロガーに人気です。
メリットを誇張しすぎるブログもあるような・・・
私は宅建士の資格を持ち、ハウスメーカーで家を売る営業をしていました。資料請求の対応経験もあります。
この記事では、タウンライフ家づくりのデメリットだけをプロ目線でくわしく解説します。
- 会社による対応の差
- 間取りは完璧ではない
- 営業をされる
- 資金計画書は概算
- 値引きは引き出せない
- 土地情報は運による
- 提携外の会社もある
- 入力に手間がかかる
- 個人情報の開示
- 営業のテンションが低い
この記事を読めば、タウンライフを活用すべきどうかの判断がしやすくなります。
メリットを拡大解釈せずにサービスを活用したい人は、ぜひ最後まで読んでください。
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タウンライフ家づくりデメリット10選
タウンライフ家づくりサービスを使うデメリット一覧です。
- 会社による対応の差
- 間取りは完璧ではない
- 営業をされる
- 資金計画書は概算
- 値引きは引き出せない
- 土地情報は運による
- 提携外の会社もある
- 入力に手間がかかる
- 個人情報の開示
- 営業のテンションが低い
プロ目線のデメリットをひとつずつ、丁寧に解説していきますね。
1.会社による対応の差
提携会社の方針や営業担当によって、当たりハズレがあります。
タウンライフにとって提携会社は顧客のため、物件対応についてコントロールはできていません。
- 間取りがもらえないことがある
- 資料が届くのが遅い
- 連絡が一切ない
- 打ち合わせが先と誘導された
- 営業がしつこい
提携会社のタウンライフユーザーに対する温度感はさまざま。
対応の差については、最初から「あるもの」として依頼しましょう。
タウンライフが無料なのは、提携会社が広告料を支払うから
2.間取りは完璧ではない
タウンライフ経由でもらえる間取りは、パーフェクトではありません。
通常ファーストプランを提示するのは、しっかりヒアリングをしてから。
私が営業をしていた時のプラン提案までの流れです。
設計・営業セット、対面で1時間はかけます。
要望の汲み取りにズレがないか、確認します。
期待以上のプランになるよう、議論します。
施主の反応を見ながら、修正と改良を加えます。
ヒアリングで潜在的なニーズまで引き出すのが、できる営業。
ファーストプランの完成度はヒアリングでキマる!
もしもオンラインの要望だけで完璧な間取りができたら、神業です。
タウンライフの間取りは、ヒアリングのプロセスが簡略化されているので仕方ありません。
3.営業をされる
依頼会社の営業から、電話やメールでセールスをされることがあります。
でも営業の立場からすると、見込み客を追いかけて受注をとるのが仕事。
- 電話が何度も来た
- モデルハウスへ誘導された
- 仕事中にショートメッセージがきた
- Zoomをしないと土地情報がもらえない
参照:みん評
忙しいときに連絡されると、イラっとするかもしれません。
それでも少しだけ視座を高くして、営業の仕事に対して寛容でいてほしいと思います。
間取りまで提案して無反応って悲しい(営業;心の声)
営業されたら、しっかり仕事をする人だな〜という気構えを持って接してあげてください。
いい営業に出会えれば、家づくりの強い味方になってくれますよ。
4.資金計画書は概算
資金計画書は概算であり、見積書ではありません。
敷地調査や付帯工事の見積、さらに間取りが確定しないと正確な積算ができないからです。
資金計画書からわかるのは、全体の予算感だけ
間取りが決まらないとわからない費用
- 建築本体工事
- 電気工事
- エアコン工事
- インテリア
敷地調査をしないとわからない費用
- 地盤改良工事
- 解体工事
- 外構工事
- 給排水工事
- ガス工事
諸経費
- 引っ越し費用
- 住宅ローン諸費用
- 火災保険料
- 登記費用
- 税金
公式サイトに掲載されている言い回しがややこしいので、混乱しがちです。
見積書は建築会社と打ち合わせを重ねてから、積算後に提示されるもの。
資金計画と見積を履き違えないようにしましょう。
5.値引きは引き出せない
資金計画書は見積もりではないので、値引きには利用できません。
値引き交渉は契約のクロージング段階で、しっかり打ち合わせをした会社とするもの。
過度な値引きは、営業から敬遠されちゃうよ
値引きを交渉する方もされる方も、マナーと想像力が必要です。
- タウンライフ経由で競合がいる
- 値引きのために当て馬にされるかも
- 資金計画書と見積書は比べようがない
- 値引きをしつこく求められたら断る
「タウンライフを使って大幅な値引きを引き出せた」というケースは、あくまで一例。
値引き交渉は重要ですが、それはコミュニケーションの延長にあるもの。
タウンライフは値引きの手段ではないので、注意しましょう。
6.土地情報は運による
土地情報はもらえない会社もあり、情報の中身も運次第です。
建築会社の目的は家を建てることで、土地を売ることではない
私が土地探しから家づくりをお手伝いをした、実際の流れはこんな感じです。
希望エリア・予算・広さ・条件
物件検索の依頼
土地の見学同行
間取りと同じく、タウンライフでは要望のヒアリングが簡略化されています。
ふわっとした情報だけで土地を探すことは、遠回りになります。
では、未公開物件や条件の良い土地の情報はどこにあるのでしょうか?
- キャッシュで土地を買うお得意さん
- 広い土地をまとめて買える分譲業者
- 不動産会社が抱える見込み客
- ハウスメーカーなどの建築業者
建築業者の優先順位は、低いです。
良い土地ほど、顔が見える確度が高いお客さんに紹介したい
土地情報は運が良ければ入手できる、ぐらいに考えましょう。
7.提携外の会社もある
提携外のハウスメーカーや工務店には、作成依頼ができません。
タウンライフは1000社以上と提携していますが、希望の会社が選べないことも。
- 提携会社の一覧リストは未公表
- 会社の選択は情報を全入力が必須
- 住友林業は提携外ハウスメーカー
- 提携会社は一部しか情報公開していない
地元の中堅メーカーや工務店と比べたくても、選択肢がないこともあります。
また、この先タウンライフとの提携を解除する建築会社が出てくる可能性もゼロではありません。
冷やかしや値引き目当てばっかりなら、提携解除したくなるかも…
提携外の会社には、面倒でも個別に資料請求を申し込みましょう。
8.入力に手間がかかる
家づくり計画書の作成依頼は入力項目が多いので、手間はかかります。
クリック式でサクサク進む項目がほとんどですが、具体的な要望はフリー入力です。
実際の入力項目はコチラ
階数
平屋・二階建て・三階建て
間取り
2LDK・3LDK・4LDK・5LDk以上
住む予定人数(大人・子ども)
1人・2人・3人・4人・5人・6人以上
家のこだわり
パントリー・シューズクローク・ファミリークローク・ランドリールーム・アイランドキッチン・ロフト・小屋裏収納・ワークスペース・ガレージ・吹き抜け・太陽光発電・全館空調
建物の予算
〜2500万・2500〜3000万・3000〜3500万・3500〜4000万・4000万以上・未定
建設予定地
未定・土地あり・購入予定地・建て替え
土地の大きさ
20坪前後・30坪前後・40坪前後・50坪前後・60坪前後・70坪前後・80坪前後・90坪前後・100坪以上・未定
間取り・資金計画書の要望【フリー】
フリー入力
敷地図面の画像
ファイル添付(任意)
個人情報入力
名前・年齢・住所・E-mail・電話番号
会社選択
選択リストから会社を選ぶ
間取りの作成依頼ポイントは、フリーの要望を具体的に入力すること。
対面ヒアリングがない分、顧客側が手間をかけることになります。
9.個人情報の開示
個人情報はタウンライフから依頼した建築会社へ転送されます。
展示場でアンケート記入を断れば、個人情報を開示しないという選択もできます。
- 建築会社が見込み客リストに登録する
- 建ぺい率など敷地条件を確認する
- 年齢からライフスタイルや予算を考える
- 住所に資料を送付する
- メールで質問への回答やセールスをする
- 電話で内容確認やセールスをする
タウンライフ株式会社はプライバシーマークの認定を受けていますが、最終的に個人情報を管理するのは建築会社。
個人情報の安全性は建築会社による
オンライン一括依頼は、施主側で個人情報のコントロールができません。
10.営業のテンションが低い
タウンライフ経由の顧客に対して、営業のテンションが低いことがあります。
なぜなら、ハウスメーカー営業がタウンライフに抱くイメージが悪いから。
- 資料だけでは良し悪しを判断できない
- 失礼な人があまりにも多い
- ほとんどの人が情報不足
- 労力に対してストレスしか残らない
参照:みん評
打ち合わせを進めたい会社の営業のテンションが低ければ、こちらからアプローチするしかありません。
オンラインで展示場見学の予約を入れてみるとか
セールスを受けること自体を嫌がる人が多いので、営業も慎重になっているのです。
営業のテンションが低く、営業されたい会社にアプローチをされないこともあるでしょう。
タウンライフ家づくりデメリットよくある質問
- 依頼したすべての会社から電話がかかってくる?
-
かかってきません。電話でセールスをするかどうかは、提携会社の営業さん次第です。
- まずはメールだけで打ち合わせできる?
-
可能です。備考欄に「連絡はメールのみ」と明記しましょう。
- なぜ無料で使えるの?
-
建築会社からタウンライフが広告料をもらっているからです。
- カタログだけ欲しいんだけど?
-
可能です。備考欄に「資料のみ希望」と明記しましょう。
- 間取りがもらえないこともある?
-
あります。会社によってタウンライフユーザーに対する対応の差があります。
- タウンライフ株式会社ってどんな会社?
-
不動産関連のサイト運営会社。メディア、アフィリエイト、EC、M&A事業を手がけています。
まとめ:タウンライフ家づくりのデメリットは無料がゆえのユーザーリスク
この記事では、タウンライフ家づくりのデメリットだけをプロ視点で詳しく解説しました。
- 会社による対応の差
- 間取りは完璧ではない
- 営業をされる
- 資金計画書は概算
- 値引きは引き出せない
- 土地情報は運による
- 提携外の会社もある
- 入力に手間がかかる
- 個人情報の開示
- 営業のテンションが低い
無料がゆえに、ユーザーが背負うリスクもあるでしょう。
リスク避けるため、タウンライフを使わないという選択肢もあります。
家づくりは行動を起こさなければ、前に進めない
どんなに面倒でも、理想の家を建てるにはパートナーが必要です。
気になるハウスメーカーのホームページをチェック
複数社のカタログを熟読し、間取りや資金計画書を比較
絞り込んだハウスメーカーや工務店だけ見学
やみくもに多くの会社に依頼するのではなく、絞り込みが重要。
- 資料請求の手間削減
- モデルハウスの当たりをつける
- 営業されてもいい会社だけ選択
- オリジナル資料は最良の教材
最初の一歩を踏み出すのに、オンライン一括請求は便利なサービスです。
デメリットを加味しても得られるモノがあると思う人は、タウンライフを活用しましょう。
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