年収が下がって住宅ローン地獄にハマった!生活が苦しくて気軽に外食にも行けない・・・
私はハウスメーカーで家を売るために住宅ローンアドバイザーの資格を取り、住宅ローン選びのお手伝いをしていました。
なかにはメガバンクの仮審査に落ちて、金利の高い金融機関で可能額いっぱいに借入をした人もいます。
ローンを返せないと、せっかくのマイホームを手放すことに・・・
この記事では、住宅ローンで後悔する理由とブログの体験談から考えられる予防策をまとめて解説します。
- 年収倍率は、5倍以下
- 完済年齢は、65歳まで
- 返済比率は、20〜25%以内
この記事を読めば、住宅ローンについて冷静に考えられる視点と知恵がつきます。
住宅ローン地獄に陥ってしまわぬよう、ぜひ最後まで読んで予習してくださいね。
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住宅ローン地獄で後悔しないための予防策3つ
住宅ローンを組むのが不安な人のために、住宅ローン地獄の予防策を3つ解説します。
- 年収倍率は、5倍以下
- 完済年齢は、65歳まで
- 返済比率は、20〜25%以内
住宅ローンに苦しむことがないよう、ハウスメーカーでは教えてくれない予備知識をつけていきましょう。
年収倍率
1つめの予防策は、借入額を年収倍率の5倍以下にすること。
一般的な年収倍率7倍の借入額では、余裕のある返済ができません。
年収500万円の人は、借入額2500万円以下で!
源泉徴収票の年収が500万だとしても、手取り年収は400万です。
税引き前の年収が500万の場合、年収倍率5倍と7倍の返済額を比較しました。
年収倍率5倍 | 年収倍率7倍 | |
借入額 | 2,500万 | 3,500万 |
手取り年収(概算) | 400万 | 400万 |
月々の返済額 | 64,896円 | 90,854円 |
年間の返済額 | 778,752円 | 1,090,248円 |
月々の返済額は約2.5万円以上の差があります。年間の返済額は、31万円以上の差。
年収倍率で借入額を決めると、家計が苦しくなります。
借入額は、年収の5倍以下を目安にするといいでしょう。
完済年齢
2つめの予防策は、ローンの完済年齢は65歳を目指すこと。
収入が大幅に減少する定年後にローン残債が多いのは現実的ではありません。
80歳で完済するような返済計画は、老後の生活が苦しくなります。
生活費は退職金を補填する
足りない分は貯金を取り崩す
慎ましい生活をせざるを得ない
貯金を切り崩す生活は、不安が大きくなる一方です。
近年は65歳定年が主流になってきました。
35歳の人は、返済期間30年を目指す
35年返済であっても、65歳までには完済できるぐらいの余裕を持ちましょう。
65歳以降であってもローン残債が少なければ、がん団信などの保険目的であえて完済しないワザもあります。
住宅ローンのがん団信について、詳しくはこちらの記事を参考にしてください▼
返済比率
3つめの予防策は、返済比率を20〜25%以下にすること。
返済比率とは年間の返済額を年収で割った割合のことで、借入額の目安のひとつです。
返済比率が高いと月々の返済額が増えるため、その分の生活費を削らなくてはなりません。
返済比率は低い方が、家計の負担が減ります。
年収500万で月々10万返済すると、返済比率は24%
年収500万の場合、一般的な返済比率30%と20%を比較しました。
返済比率20% | 返済比率30% | |
年収 | 500万 | 500万 |
月々の返済額 | 83,333円 | 125,000円 |
返済比率は家計によって20〜25%以下に抑えると、無理のない返済計画が立てられます。
返済比率については、こちらの記事を参考にしてください▼
住宅ローン地獄で後悔した人のブログまとめ
住宅ローン地獄で後悔した人の体験談のブログをまとめました。
- 金利の見極めが甘かった
- 借入可能額でローンを組んだ
- 返済能力が低下した
- オプションを増額しすぎた
体験者の生の声は学べることが多いので、参考にしてみましょう。
金利の見極めが甘かった
住宅ローン金利の見極めが甘くて、後々○○金利にすればよかったという人。
低金利が続けば長期固定にしたことを悔やみ、金利が上がれば変動金利したことを悔やみます。
超低金利だからフラット35にするんじゃなかった涙
金利の低さで変動にしたけど‥なんだか生活が苦しい
固定金利がいいか?変動金利がいいか?は、個人の資産状況によって異なります。
ライフプランや将来の支出をよく考えて、住宅ローン金利を選択しましょう。
変動金利を検討している人はコチラの記事を参考にしてください▼
借入可能額でローンを組んだ
借入可能額いっぱいに住宅ローンを組んで、生活の質が下がった人。
借入可能額はあくまでも銀行が貸してくれる最大限の金額で、返せる金額のことではありません。
- 勤め先
- 勤続年数
- 年収
- 年齢
銀行は、滞りなく月々の返済ができるかどうか?をみています。
- 生活費
- 将来の支出
- 年収の変化
- 現金のバランス
あなたは、将来にわたって生活の質を落とさずに返済ができるかを考えましょう。
ライフプランを考慮した年間の支出計画を立てる必要があります。
お金を貸す側と借りる側では、借入額に対する視点が全くちがうよ
住宅ローンはいくら借りられるか?ではなく、いくら借りても大丈夫か?という視点を持ちましょう。
返済能力が低下した
返済能力が低下して、住宅ローンの返済が苦しくなった人。
収入が低くなるリスクは誰にでもあります。
- 育児
- 転職
- 介護
- 休職
- 独立
- 減給
- ペアローン
収入の減少は、住宅ローンを借りる人にとって最大のリスク。
収入が下がって月々の返済額が変わらなければ、生活は苦しくなる
例えば、2人以上の世帯で手取り月収が10万円減ったケースを見てみましょう。
月収40万 | 月収30万 | |
月々のローン返済額 | 10万 | 10万 |
住宅以外の消費支出 | 19万 | 19万 |
余剰資金 | 11万 | 1万 |
引用元:総務省統計局
将来的なリスクを見込んだ返済計画を立てることが重要です。
オプションを増額しすぎた
注文住宅のオプションが予算オーバーして、住宅ローンの借入額を増やした人。
100万のオプション増額であっても、月々の返済を圧迫するからです。
仮に金利0.5%の35年返済で、ざっと返済額の増加分を計算すると‥
200万のオプション増額=月々およそ5,000円の返済額アップ
オプションの要望には優先順位をつけて取捨選択しましょう。
金額が大きいから、金銭感覚が麻痺しがちなお施主さんが多かったよ
住宅ローン地獄で後悔する理由
住宅ローン地獄で後悔するには理由があります。
- 勢いで新築を購入した
- 返済期間の長さを想像しなかった
- 背伸びをして住宅ローンを組んだ
いずれも住宅ローン地獄で後悔している人にありがちな理由です。
勢いで新築を購入した
勢いで新築を購入して多額の住宅ローンを組むと、後悔します。
住宅ローンはあくまでも『借金』です。住宅展示場でのこんな会話に注意してください。
そろそろ家を買えばって親に言われまして
30坪でこの間取りですと、資金計画はこんな感じですね
え?家賃にちょっとプラスすれば新築が手に入るんだ!
低金利ですし、35歳までにローンを組んだほうがよろしいかと
マイホームって響きに憧れる♡新築ほしい!
勢いで新築を買うということは、勢いで多額の借金をすることと同じです。
返済期間の長さを想像しなかった
返済期間の長さを想像しないで住宅ローンを組むと、後悔します。
35年間という年月は、人生における変化のリスクが伴うよ
いつか転職するかもしれないし、離婚するかもしれません。働けなくなるリスクもあります。
定年後に住宅ローンが払えなくなったFさんの実例を表にまとめました。
43歳 | 63歳 | |
住宅ローン残債 | 4,000万 | 2,000万 |
年収 | 1,200万 | 300万 |
年間返済額 | 180万 | 180万 |
マンション共益費 | 50万 | 50万 |
戸建ては共益費の代わりに、将来的かかるであろうメンテナンス費用を試算してください。
引用元:講談社ホームページ
返済期間が長いからこそ慎重に、返済能力が低くなるリスクを想像してみましょう。
背伸びをして住宅ローンを組んだ
借入可能額いっぱいに背伸びをして住宅ローンを組むと、後悔します。
年収から判断する借入可能額≠返せる金額だよ!
- 時短勤務で年収が減った
- 転職して年収が下がった
- ボーナスがなくなった
- 貯金がなく教育費が払えない
住宅ローンの借入額は余裕のある返済比率に設定することが重要です。
背伸びをしないためには、家計管理ができていることが大前提。
家計管理から失敗しない予算を立てる具体的なやり方はこちらの記事を参考にしてください▼
住宅ローン地獄にハマりやすい人
ブログの体験談からもわかるように、住宅ローン地獄にハマりやすい人の傾向があります。
- 身の丈にあわない予算を組む
- 数十年後の変化を見据えていない
- 賃貸よりも住宅ローンの方がお得と信じている
- 頭金ゼロで貯蓄ができない
住宅ローンは、未来の時間の前借り
35年ローンを組むということは、35年お金を稼ぐということ。
上記の傾向に当てはまる人は、家を買う前に住宅ローンの専門家に必ず相談しましょう。
モゲチェック
まとめ:住宅ローン地獄で後悔しないために!一刻も早く銀行比較を
この記事では、住宅ローン地獄で後悔した人のブログ体験談から学ぶ予防策をお伝えしました。
- 年収倍率は、5倍以下
- 完済年齢は、65歳まで
- 返済比率は、20〜25%以下
後悔しない住宅ローンを組むためには、モゲチェック
住宅ローンは私たちが思うより複雑で、専門的な知識が必要。
総返済額が100万単位で変わることもあるのが、住宅ローンの落とし穴
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大切なのは、ハウスメーカーを探す前に資金計画を固めること。
ここからは余談です。
住宅ローンアドバイザーの資格を持っているりす(著者)ですが、現在長期固定金利フラット35で住宅ローンを組み借り換えを検討しています。
住宅ローンの借り換えには手数料と時間と労力がかかる汗
今後の金利は誰にもわかりません。
固定金利か変動金利かは、将来を予測するのと同じ。
低金利がいつまで続くのか?
借り換えるのにも不安がつきまといます涙
だからこそ、これから住宅ローンを組む人が後悔しないようにこの記事を書きました。
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